廃車の買取業者は何故、高価買取が可能なのか?
廃車の買取相場が気になっている又は、廃車後の業者の適正処分について納得して廃車買取を考えたいと思っている方はぜひこの記事を是非、参考にしてください。
私は以前、中古車販売店に廃車のお願いをしたら、15,000円(税込)掛かりました。
廃車買取相場も知らず、廃車の買取業者が高価買取してくれることなど知る由もありません。
その後、車のリサイクル業界に携わり、廃車買取業者との繋がりもあり、以前の話をしたらその廃車買取業者は「ウチなら2万で買うよ」と言われて驚きを隠せなかったことを思い出します。
この記事では、そんなあなたの疑問や悩みを解決します、そもそも廃車を高価買取できる理由、つまりカラクリから廃車に出すタイミング(時期)なんかあるのか?もお知らせしちゃいます。
この記事はこんな人に向いています
・廃車後はきちんと処分されてるのか不安
・廃車を高価買取出来る仕組みが知りたい
・廃車を高価買取れる時期が知りたい
私は、自動車検査員、整備から販売、保険募集人に従事し、さらに自動車のリサイクル事業、SDGsへの取り組みを約30年以上携わってきました。この経験やノウハウがあなたの疑問や悩みの一助となれば嬉しいです。
この記事を読み終えたあなたは、廃車をどのタイミングでどこに出せば良いのかを理解し安心して、高価買取してもらえる最適な方法が見つかります。
廃車が高価買取ができる3つの理由
①車の構造各部位の価格で収益
②中古車で買取り販売収益
③海外輸出で収益
高価買取ポイント:①各パーツ価格で収益
参考:「日刊市况通信」関東平均相場(有料版)
車の構造は3万個の部品から成り立っていて、ボディーや下廻りの鉄部分、バッテリー、配線(銅線)、エンジン、バッテリーなどありますが各部位ごとに仕分けをして専門買取業者に売買して収益となります。
買取業者は設備投資をして古タイヤを小さいチップに切り刻んだり、配線の周りにある皮(絶縁体)を剥がして中の銅線のみを取り出し、Kgあたりで収益になります。
その中でも鉄の収益はとても大きい、「金」「プラチナ」などの価値が変動するように鉄も同じく変動します。
軽自動車の車検証を見ると重さが約1t(トン)あるので1台でと思うかもしれませんが、エンジンや窓ガラス、座席など多くの鉄以外の部品を取り除くと、重さは最初の半分ぐらいになってしまうのです。
鉄の買取相場は過去に最低5,000円ぐらいまで減少したことがあり、私が自動車業界で働く中で鉄の市場価格は平均すると約10,000円〜20,000円ではないかと記憶してます。
それを考えると今はある意味廃車の売り時とも言えるのではないでしょうか。
廃車買取業者は鉄の市場価格が下がってもすぐに買取価格を下げてしまう業者は少なく、毎日の市場価格をチェックして1〜2カ月経ってから価格変更する業者が多いです。
もしあなたが廃車を考えているのなら、車が不足している時期はまさに高価買取してもらうチャンスと考えます。
廃車買取業者に市場価格を伝えるだけで買取価格の交渉が出来るかもです。
高価買取ポイント:②買取販売で収益
高年式の車両で、そこそこの距離数(10万キロ以下)は、まだまだ需要があるので解体でスクラップにしてしまうのがもったいないと買取業者が判断した場合は、再販(中古車)として販売に回すのでスクラップより高く買取してもらえます。
なぜかと言うと、買取業者は、車をスクラップにして、各部品を外して商品にする時間と人件費を掛けて収益を得るより、大きな手間もかからない簡単な車の整備、名義変更して再販した方がコスパが良いですからね。
高価買取ポイント:③海外輸出で収益
大きい事故、故障歴もなく走行が可能な車は国内で中古車として再販するか、日本車の人
気の高い海外へ輸出する方法があります。
そこは買取り業者の判断となります。
輸出手続きも面倒なのですが、それでも故障もしにくい丈夫な日本車の人気は高いため、かなり高額がつくそうですよ。
しかしハードルが高すぎます、車販売の古物商許可書が必要だったり、車を買ってもらうバイヤー(買い手)をあなた自身で探して外国語で売買交渉し、輸出用の書類を作成してやっと輸出手続きになります。
廃車 高価買取の決め手となる鉄相場
参考:「日刊市况通信」関東平均相場(有料版)
車の配線(銅線)やアルミ、触媒やバッテリーなどの各市場相場がありますが、一番価格に影響するのはやはり鉄相場ですね。
上図でもわかるように鉄の重さが1トンあたりの金額が高い2022年4月末がピークで、急降下して2023年に入り少し盛り返した状態がグラフで見て取れます。
廃車買取業者は毎日鉄相場価格チェックしてますが、その都度価格を変更している訳けではありません。
さすがに2022年4月の価格では買取れないと思います。価格に見直しは個社個車で異なりますので、高価買取おすすめは電話一本で無料査定・高価格買取【カーネクスト】
です。
上図を見てわかるように、7月は下がって来てますね、本来なら5月、6月が高価買取をしてもらうチャンスですが、7月に入ってもまだ価格の減額調整に入ってない買取業者がほとんどです。また買取価格が盛り返した時が売り時と考えます。
鉄相場の上昇を待っていると急落する危険性があるのでタイミングが重要ですね。
廃車買取からスクラップまでの流れ
あなたの愛車がきちんと適正に処理されているか自動車リサイクルシステムのHP (Safari等)で見ることができますよ
操作手順
車検証をお手元に操作下さい
①車両区分の軽または軽以外を選択
②車検証の車台番号の全桁または下4桁入力
③車検証の登録番号を入力
④検索を押下
※画面が表示されない場合は、買取業者に確認が必要になります。
表示画面には①引取した報告▶︎②フロンガス処理▶︎③エアーバック処理▶︎④車を破砕
の4工程画面が出てきます。
例えば、フロンガスまで「済」であればこれからエアーバック処理工程(エアーバック搭載車)に入る事を示します。4工程全て「済」表示で車の解体は全て終了となります。
「破砕」工程最後の月日が「解体日」となります。
廃車高価買取 業者の見分け方
以下の資格や許可番号が取得されていれば安心です。
・古物商許可番号〇〇県 公安委員会
第441360000000号
・産業廃棄物収集運搬業許可番号(〇〇県)
120000000
・自動車リサイクル法引取業登録番号
10000000
・自動車リサイクル法解体業許可番号
10000000
※買取業者のHPに記載されています
・古物商許可番号
・自動車リサイクル法引取業登録
・自動車リサイクル法解体業許可
記事のまとめ
・廃車買取を考えるのであれば、早めの行動がポイント
・廃車買取相場を調査して現在の価格を把握する
・廃車高価買取の引取り業者を知る
・廃車買取業者の中で、許可証を持っているか確認する
おすすめの買取り業者の記事も参考にしてみて下さい。